薬膳&中医学の本

薬膳の資格を取りたい人へ!リアルに役に立った本はこれです

勉強のためにとりあえず買ってみたけど、あんまり使わなかったなぁっていう本、ありますよね。ここでは『もしも自分の身内が薬膳の勉強を始めるとしたらこれを薦める!』という本を紹介したいと思います。

手にとって何度も開いた本、今でも使い続けている本です。苦手でよくわからないからよく調べる、好きで興味があるからよく読む、など個人の偏りは多少あると思いますが参考にしてもらえたらうれしいです。

基本と仕組みがよくわかる 東洋医学の教科書

 

この本はサブテキストのような形で使っていました。オールカラーでとにかくわかりやすい図解やイラストがいっぱいです。それに、あったらいいなと思うような理想的な表が満載なんです。生薬も写真入り。

人って、色があるだけでこんなに気持ちが変わるものなのかと思います。カラフルなこの本を開けるとなんだか大丈夫、理解できちゃう、覚えられちゃう気がするんですね。

真面目で難しい本を読みすぎて疲れたとき、違うアプローチで説明されたものを読むのが好きです。なんとなくぼんやりとしか定着していない内容を、空き時間にパラパラっとこの本で復習する。そんな使い方が好きでした。

サイズはコンパクトなのに大切なことが全部網羅されていることに感嘆します。ポケット事典みたいな感じで何かをちょっと調べたいときにはすぐに確認できます。今でも重宝している本です。

初心者の方がこの本からスタートするのもいいですね。

実用中医学 一冊でわかる基礎から応用

著者は日本における薬膳の第一人者である有名な辰巳洋先生です。中国とは歴史、文化、習慣、言語の違う日本人にできるだけ簡単でわかりやすい教科書をと執筆されたそうです。

彼女が学院長を務め学院ではこの本が実際に教科書として使われています。

中医薬膳指導員試験の講座を受ける以前に、私もこの本で勉強を始めました。本草学院の生徒でなくても、私のようにこの本を教科書として中医学を学んだ方がたくさんいると思います。

最初にこの本を手にとったときは、これを全部理解して覚えるなんて現実的な話ではないなと思いました。でも知りたいことだらけだった私には、この本に溢れる文字がまるで宝の山のように思えたものです。

上級課程の講習を終えた今でも、全ての基礎となるものとして時々この教科書に戻ってきます。バイブルとして一人一冊、と言えるものだと思います。

実用 中医薬膳学

こちらも辰巳先生の執筆で某学院の教科書です。薬膳を学ぶものにとっては最もメジャーな総合テキストですね。これでもかというくらい薬膳のすべてがこの一冊に詰まっています。

概論篇から始まりまずは概念や歴史、理論を学びます。養生篇では季節、体質、年齢、美容の薬膳などが紹介され、弁証篇ではそれぞれの証を見きわめてその証にあった薬膳、応用篇ではよくある症状や病気を証に分けて薬膳を学びます。

日々の食事にすぐに取り入れられる身近な食材を使ったものから本格的に中薬を使ったものまでレシピが満載。弁証施膳の教材としてもめちゃめちゃ家庭で実践できる実用本としても最高です。

丁寧な解説の満足度が高すぎて、この他に何がいるの?と言いたくなるよう一冊です。

まんが黄帝内経 中国古代の養生奇書

中医学を学ぶ際にまず中医学の歴史から学びますが、最初に出てくるのが現存する最古の医学書『黄帝内経』です。

東洋医学の思想の源流と言われる『黄帝内経』の内容をどうやったら知れるのか、難解な文を易しい日本語に訳したものはあるのか、などと考えているときにこの本を見つけました。

初めての人にはわかりにくい古代の哲学をわかりやすく、でも独特なニュアンスを壊さずにそのままの世界観で伝えてくれています。漫画というよりは内容を絵で書き示してくれている読み物ですね。こんなふうに身近に気楽に『黄帝内経』を読ませてくれる著者の方に感謝です。

中医学を学ぶにあたって、聖典とも言える『黄帝内経』を抑えているかいないかは重要だと思います。一気に読めてしまいますし気軽に何度も読み返せますから、ぜひ手にとっていただきたいです。

一語でわかる 中医用語辞典

率直に言ってこの本は必要だと思います。中医学を学んでいると読み方がわからない言葉、意味のわからない言葉にとにかくつまづくんです。その度に中断するのがそのうちストレスになってきます。

初めの頃はネットで用語を解説しているサイトを見つけて利用していました。勉強が進めば徐々に覚えて調べることが少なくなるだろうと思っていたんですね。

ところが学習が進めば進むほど、興味を持てば持つほど、深入りして調べる頻度がますます上がることに気付きました。中医学の奥行きは予想以上に深いです。最初からこの本を買っておけばよかった。

パラパラとめくって読んでいるだけでも立派な学習になりますし、とにかくこれが一冊あることでお守りがあるみたいに安心できますよ。

乾くんの教えて!中薬学

中医学をしばらく学び進めていくと、中薬学と方剤学が待ち受けています。これまで順調に学習してきてもここを苦手として失速する方が多いようです。

私も苦手でした。興味はあってもやはり中薬は身近なものではないので覚えにくいのです。実際に見て触って嗅いで味わったもの、使ったものは記憶が定着していきます。そうでないものはなんだか記憶がフワッとしていて頼りないんですね。

この本でびっくりするのは、中薬の勉強をしたはずが結果的に中医学の理解レベルがグンっと上がってしまうこと。

中薬の性能や炮製、産地と採集など、あまり興味を持てなかったテーマ。相手のことを知ればもっと好きになれるかも知れないと思い購入したのですが、想定外に中薬の理解はそのまま大好きな中医基礎理論に直結していました。

ゆるいキャラクターの漫画を織り交ぜながら、たくさんのイラストを使って本当に丁寧に教えてくれます。すべて著者が自身で描いています。書面から著者の愛情が滲み出ているように感じる本です。

おかげでとにかく暗記しなければという観念は薄れました。実はなかなかのお値段で、購入するときとても迷ったのですが、このありがたく詰まった内容を前に制作過程を想像したら納得できました。

著者の方が、絵を用いてイメージで伝えたら学習者の役に立つのでは?と出版に至った思いが後書きにありました。〜いかなるメソッドでも「理解」に到達すれば、「解決」や「発展」をもたらす糸口になる〜

‥‥本当にそうですよね!感謝です。

掘り下げている本なので、中医薬膳指導員の活動ではそこまで必要ではない奥深さですが、国際中医薬膳師が先の視野にある方ならぜひこの本を活用してください。

まとめとお伝えしたいこと

自分の体験から資格取得のためにリアルに役立つ本をいくつか紹介しました。

私は中医薬膳指導員の認定試験の記事の中で、講座のテキストである『中医薬膳』これだけを丸ごと覚えれば合格できます!と書きました。それはまちがいありません。そして一番無駄なく近道です。

『中医薬膳』には要約された一番大事なことが書かれています。言い換えればそれ以外のことは削ぎ落とされています。大きな山の頂の部分を並べたようなものなんです。

削ぎ落とされている肉の部分を味わいたいな。大きな山を下からも登ってみたいな。薬膳が好きな人はきっとそう考えると思います。

ぜひ古典を含めたたくさんの本に触れてほしいと思います。そして『中医薬膳』テキストに戻ってみてください。自分の立ち位置が変わっています!

 

 

 

 

コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
    コメントの承認、編集、削除を始めるにはダッシュボードの「コメント画面」にアクセスしてください。
    コメントのアバターは「Gravatar」から取得されます。

タイトルとURLをコピーしました