合格後の仕事や活動

中医薬膳指導員に合格した人はこんな仕事をしています

合格後の仕事や活動

中医薬膳指導員の試験に合格した人がその後どんな活動をしているのか、資格は実際役に立つのか、とても気になりますよね。私の周囲にいる合格した人たちのその後についてお伝えします。

会社を退職して薬膳カフェをオープン

友人のAさん(40代)は学校を卒業以来ずっと栄養士の仕事をしていましたが、退職して夢だった自分のお店をオープンしました。薬膳カフェを開く、これは憧れる方多いのではないでしょうか。憧れますけど難易度高いですよね。

彼女はお料理が本当に好きで上手で、自分の作った料理で人を笑顔にする、健康にする、そんな夢の仕事を叶えたんだと思います。最初から計画をして中医薬膳指導員の資格を取り、合格後はすぐに開店準備に入りメニューの開発をしていました。

今は集客を立地に頼らないので資金面など環境が整えばお店は開けますが、開店後も順調に運営していけるのかそこが不安ですよね。その点彼女は地に足のついた行動を積み重ねて、今でもしっかり営業を続けています。

常に淡々と作業する彼女を見ていて思ったのは、何より大事なのはその人の健康な体と健全な精神なのかなということです。健康な人が笑顔で美味しいものを作り続けていたら、人はそこに帰ってくるんですね。

内装は費用をかけず味のあるものにして、従業員を雇わず一人で、身の丈にあった範囲で淡々と、経営も健全だからこれでコロナも乗り越えてしまいました。

メニューの全てを薬膳にすることは断念したけれど、季節の薬膳をベースにした美味しくて安全で心を癒すお料理を食べさせてくれます。現代の便利な食生活で失ってしまったものがそこでは食べられる、そんな愛されるお店になっています。

中医薬膳指導員の資格を取る方に栄養士の方は多いです。食に関する仕事をするなら最強の組み合わせですよね。もしも私が高額所得者だったら、有名アスリートのようにそんな人をお抱えで雇いたいです。食事の管理をいっさい任せることができたら最高ですね。

有機農業家さん 薬膳の付加価値をつけて販売

友人のBさん(30代) は、旦那さんと有機農業に取り組んでとっても美味しい野菜を作っています。もっともっと多くの人に自分たちの野菜を食べてもらって幸せになってほしいと懸命に活動されていました。

彼女は以前から野菜を販売する際に、その野菜たちを簡単に美味しく調理するためのミニレシピを添えていました。調理が楽しければ食卓に上がる回数が増えて、美味しく食べてもらえます。野菜の特性や栄養などもかわいいイラストと共に伝えていました。

そしてコロナ前は消費者の方たちと簡単な集まりを開いて、収穫体験や採れたて野菜で作ったお料理の試食会、ミニお料理会などをして楽しく交流も行っていました。

彼女はそれまでのそういった活動に「薬膳」を取り入れました。最初の勉強のきっかけは純粋に野菜や食事を追求していった結果だったようですが、勉強を始めたらこれは消費者の皆さんに早く伝えなければとすぐに思ったそうです。

現在はこの野菜にはこんな力、作用があって、こんなふうに調理したら最大限に活かせるとか、この季節にはこんな体の不調が起きやすいからこんな旬の野菜をいただきましょうとか、簡単薬膳レシピをつけることで様々なメッセージを伝えているそうです。

有機野菜というのは実のところ薬膳的に大変大きな意味がありまして、化学肥料に汚染された生命力のない土で作られた農薬まみれの野菜とは持っている生命力がまるで違うんです。つまり作用する力が大きいということですね。ですから薬膳に使用するお野菜は有機野菜が理想なんです。

これは野菜に限ったことではなくて他の食材についても同じことなんですが、その食材がどのように生産されているかは重要です。現代の食べ物は昔とは違いすぎています。

有機野菜の場合特に皮の部分を使用できるというのは大きいですね。栄養学的に見てもそうですが皮と実では含まれているものが違うので、農薬を除去するために皮を捨ててしまうとその恩恵にあずかれないんです。

現在Bさん夫婦の作る野菜は、健康志向の高いお客さんの定期購入が増え、以前よりだいぶ売上が増えたそうです。コロナで一時やめていた交流会も薬膳テイストを入れたものにしてまた復活しました。消費者の方たちは家族で参加する方が多く、楽しみながら味わいながら自然に薬膳的な知識も身に付くと大変喜ばれたそうです。

また販路先のオーガニック専門店からリクエストがあり、野菜を通じたミニ薬膳講座も計画されているそうです。

 

リラクゼーションサロンで薬膳講座

Cさん(40代)は妹さんの経営するリラクゼーションサロンで薬膳講座をやっています。サロンを利用しているお客さんは体に関する関心が高く、美や健康を追求すると最終的に食生活の見直しに行き着くのだそうです。

オーナーである妹さんは、顧客の方々の真の願いを施術のみで叶えるには限界があり、体を構成している食事や生活面からもお客様をサポートすることが必要だと考えていました。それで中医薬膳指導員の資格をとったお姉さんに個人的に薬膳や養生についていろいろ教えてもらっていたそうです。

顧客の方との会話の中で薬膳的なアドバイスを交えていると、「私も教わりたい、勉強したい」という声が上がるようになり、施術のコースとは別にお姉さんであるCさんの薬膳講座が開かれることになりました。

Cさんに講師の経験などはなく最初は事前の準備など含め大変だったそうです。けれど、初めは自信がなくて少人数の勉強会という形で始めたものが、今ではそのサロンになくてはならない常設の講座となっています。

現在は、従来の施術に正式に薬膳的サポートをプラスしたコースもできているそうです。サービスのクオリティが上がりお客さんからの信頼度が増したことを感じるそうです。

Cさんは現在、もっと生徒さんの期待に応えられるよう国際中医薬膳師の資格取得に挑戦しています。サロン以外の自身での集客も始めました。将来は日本中医食養学会の認定校を目指しているそうです。

自分次第で様々な分野に活かせる中医薬膳指導員の資格

いかがでしたか?ここまで私の周囲で中医薬膳指導員の資格をとった人が、合格後どのように資格を活かして活動しているか紹介しました。知人を含めればまだまだ他にもたくさん活躍している人がいます。みなさん現在の仕事に薬膳の知識とスキルをプラスして自身の次のステージに進んでいます。

  • カウンセラー
  • 飲食店経営
  • 保育士
  • 介護施設職員
  • ヨガ講師
  • エステティシャン
  • 薬剤師
  • 調理師
  • ホテル・旅館経営

・・・講座仲間や知り合いを今ちょっと思い浮かべただけでもこんなにいろんな職業の方がいます。

中医薬膳指導員の資格は実際のところ薬膳一本で仕事を成り立たせるには少し弱めですが、現在の仕事を大きくステップアップさせるには十分な起爆剤として強力です。みなさん現状維持を打破して業務革新、拡張、転職、独立など躍進されています。

 

非営利団体での活動・ボランティアという関わり方

ちなみに私の本業には薬膳が全く関係なく、私がしているのは非営利な組織での薬膳の活動です。有志で立ち上げた団体で地域に薬膳や統合医療を普及する活動をしています。そんな活動の仕方もあります。

統合医療と言うのは、西洋医学と東洋医学、そして他の様々な伝統療法や民間療法‥鍼灸、気功、アロマ、ヨガ、自然、植物、動物、音楽、作業療法などいろいろありますがそういったものの垣根を越え、その人に効果的な治療を組み合わせ統合的に治療を行っていく考え方です。

具体的には勉強会や講座、イベントの企画運営から進行やプチ講師など、スタッフとして雑多な仕事から広報までなんでもやっています。当日は生産者さんの有機野菜や自分達で作った薬膳加工品やグッズの販売などをすることもあります。コロナ禍では予定をいくつか見送り、オンラインの対応をしました。

講座やイベントの開催する当日前後は大変ですが、それ以外の打ち合わせや連絡はすべてオンラインなので身体の拘束はそれほどありません。分担した仕事を各々が責任を持ち進めていきます。

とにかく経験になるので、駆け出しの自分が勉強と経験をさせていただいている場だと考えてやってきました。素晴らしいのは本当にたくさんの方との出会いがあり良いネルギーがいただけることです。私一人では出会えないような方とのご縁もたくさんあり、本当にありがたいです。

活動を続けていると、参加してくださっている方が運営側の考えや活動に賛同して、ありがたいことにお手伝いを申し出てくださいます。ひとつのボランティアの形なんですが、そういう活動をされている方もいます。

団体によっては有給でアルバイトを募集することもあります。そもそもボランティア活動の企画を行うこともあります。単発のアルバイトやボランティアなどの活動をしたい方、薬膳の活動に触れてみたい方は、薬膳関連の勉強会やセミナー、イベントなどに積極的に参加して主催側との接点を持つといいと思います。

今はSNSで様々な情報がとれますから、好きな活動家の方や考えに賛同できる団体などを見つけやすいと思います。運営側にとっていつも参加してくださる方はありがたく把握してますから、受付などでスタッフの方に気軽に声をかけてみると、きっと喜んで対応してもらえるのではないでしょうか。

薬膳一本で身を立てるなら国際中医薬膳師の資格をとろう

中医薬膳指導員の資格をとった後、国際中医薬師の受験をする方は多いです。みなさん目的意識を強くお持ちの方々ですね。薬膳レストラン、薬膳教室、薬膳スクールなどの開業を目指す方、講師業を目指している方が多いと思います。

ある程度の実績を作ったら薬膳研究家として活動できます。知人の薬膳活動家のみなさんは、飲食店のメニューや商品のプロデュース、本の出版、コラムや記事の執筆、セミナーや講演、健康相談などをしていらっしゃいます。私が知っている方は基本みなさんご自分のスクールをお持ちの方が多いです。

先日名刺交換させていただいた方はペットの薬膳をされていました。今やペットは家族と同じ位置づけですからその健康寿命は飼い主にとって切実な問題です。最近はかなり需要が高まっているようですね。

いつもすごいと感じるのは、みなさんだいたい講師としての実績がある方なので、「話す」と「書く」の両方が長けていて、しかも素晴らしい資料やテキストが作れる、もちろん料理もできるという多才さです。そしてそれ以上にプラス自分の得意分野や専門分野があったりしますから脱帽します。

一方、今はSNSなどインターネットを使って情報を発信することが容易な時代ですから、多くの方が専門家を自称されています。研究家や活動家を名乗るのに資格は入りませんので、ある意味いつでも誰でもなれるということになります。国際中医薬膳師の資格があればそこでコンテンツを積み上げて集客したり実績やチャンスを作る方法もありますね。

どちらにしても薬膳で身を立てることを考えるならば、まずは最上位資格の国際中医薬膳師の資格を取るべきです。信頼性と権威性が重要になります。

中医薬膳指導員の試験をこれから受ける方も合格した方も、ご自身が目指すライフスタイルと相談して上位資格に挑戦すべきなのかどうか検討してみるとよいと思います。

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