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『中医薬膳指導員®️認定試験』の丸わかり解説と満点攻略法

中医薬膳指導員認定試験を受けようと思っている方、受けることが決まっている方は、どんな試験なのかどんな問題が出るのかドキドキだと思います。ここでは実際に受験して満点で合格した私が、講師の方や先輩から聞いた例年の試験の内容も踏まえて、全容を詳しくお伝えします。

試験はこんなふうに行われます

試験会場

対象範囲は?

日本中医食用学会の初級講座、または指定のカリキュラム講座で使用した赤いテキスト「中医薬膳」全体から出題されます。とにかくこの一冊にしがみついて全部頭に入れてしまえば満点が取れます。テキストの内容は以下の通りです。

  • 中医基礎理論
  • 中医診断学
  • 中薬学
  • 方剤学
  • 中医栄養学
  • 中医薬膳学
  • 季節の薬膳
  • 弁証施膳

問題はテキストの中からびっくりするくらい満遍なく出題されます。でも毎年出ない項目があります。それは中医基礎理論の中の「経絡」です。「経絡」の内容については参考に理解している程度でよく覚えるまでは必要ないようです。(これは通例となっていますが突然の変更が心配な方は準備対策セミナーで事前に確認くださいね。)

実際に料理を考える施膳の単元が「季節の薬膳」「弁証施膳」と二つあります。中医薬膳指導員の試験では「季節の薬膳」が記述式で出題されます。「 弁証施膳」の問題は選択式の簡単なものになっています。(「弁証施膳」の記述問題は国際中医薬膳師の試験で出ます。)

また私が受験した年には、中薬学の「配伍七情」と中医栄養学の「定義と内容」については出題されませんでした。このことは事前の対策準備セミナーで教えてられました。セミナーではこのような情報が得られるのでぼーっとしていないでしっかり聞いておきたいですね。

出題形式と配点は?

試験は第1部の中医学と第2部の薬膳学に分けて行われます。配点は下記の通りです。

  • 第1部は中医基礎理論、中医診断学、中薬学、方剤学で130点
  • 第2部は中医栄養学、中医薬膳学で50点、季節の薬膳で20点

合計200点満点です。7割以上取れれば合格です。

全体の問題数から計算するとだいたい一問あたり1点だということがわかります。

出題形式別の配点の割合(目安)は次のとおりです。

  1. 適語や適文を選択する問題‥約7割
  2. 短い語句や用語を記入する問題‥約1割
  3. ○✖️式の問題‥約1割
  4. 季節の薬膳の記述問題‥1割

具体的にどんな問題が出るのか

この試験は、テキスト「中医薬膳」を理解して徹底的に覚え、受験対策セミナーで配布される問題集をやることで合格できます。他の勉強は必要ありません。

テキスト「中医薬膳」はそもそも大事なことを要約して書かれているものです。なので省ける部分がなく覚えなくていい部分がほとんどありません。かなりの量ですので日々の積み重ねが大事です。

ここから、まずは中医学理論と薬膳学理論の問題、その後に季節の薬膳の記述問題について、分けて説明していきたいと思います。そのうち季節の薬膳の記述問題は、いかにして減点を免れて満点を狙うか事前に知っておくべき大変重要な内容なので、必ず押さえてください。

中医学理論と薬膳学理論の問題

適語選択式・○✖️式の問題

ほとんどの問題が適語や適文の選択問題です。一つの問題の中に複数の文章や問いがあって、語群の中から正しいものを選んでいくという形です。語群の中に答えがあるのできちんと理解していれば用語など完璧に暗記していなくても正解できます。

○✖️式の問題はうっかり間違えやすい内容が多いので簡単そうに思えて実は要注意です。小さなことを正確に理解していることが大切です。とにかくテキストを繰り返し読んで読んで読みまくってください。

全体から満遍なく出題されるので、ここが出る!というところを挙げることができません。そこで詰めの甘くなりやすいところ、理解が曖昧で間違える人が多くて出題されやすいところを挙げようと思います。学会側からするとここ大事だからちゃんと正しく覚えてね、ということです。ピンポイントでいくつか挙げておきます。

  • 中医学概論/中医学の古典と著者(黄帝内経、神農本草経、傷寒論、千金要方、食療本草、飲膳正要、本草綱目)
  • 五行学説/五行の特性(曲直、炎上、稼穡、従革、潤下)
  • 蔵象学説/臓腑の表裏分類、三焦の生理機能
  • 気血津液学説/気の分類(元気、宗気、営気、衛気)、気機と昇降出入、津血同源、精血同源
  • 病因病機/六淫の性質/風邪の善行数変、湿邪の重濁・粘滯、寒邪の凝滞・収引
  • 中医診断学/切診/代表的な証を表す脈
  • 弁証/臓腑弁証/母病及子、子病犯母
  • 予防と治則/未病先防、上工治未病、治病求本、扶正袪邪、三因制宜
  • 中薬学概論/中薬の採集時期
  • 中薬の薬性理論/四気(+平性)五味、昇降浮沈、配伍禁忌「十八反十九畏」(中薬名不要)
  • 方剤学/組成原則(君臣佐使)、煎法と服薬方法
  • 中医営養学/四性五味、淡味と渋味、以臓補臓、昇降浮沈、補瀉調
  • 薬膳学/陰陽平衡・調整臓腑・扶正袪邪、食物の配伍、妊婦と児童の禁忌、食養と食療

すべて選択式なので、書けなくても内容を理解して覚えていれば大丈夫です!

用語や語句を記入する問題

絶対的に覚えていなければならない最低限の用語や語句を記入する問題があります。予想されるものを挙げておきます。

  • 陰陽学説/陰陽の例
  • 五行学説/五行相関図と五行属性表(絶対出ます)
  • 蔵象学説/臓腑の陰陽、五臓
  • 病因・病機/六淫、内傷七情
  • 中薬学/四気五味
  • 八綱弁証/八つの証の名称

五行の「木・火・土・金・水」などのように短い簡単な用語です。どれも基本的なものなので間違える方は少ないと思います。この中で大変なのは一つだけ、五行属性表ですね。表のすべてを暗記しなければないので気持ち的にも負担になります。けれどこれは中医学の基本中の基本なので仕方ないです。

理論の問題のあるあるに朗報!

試験が近づいてくると不安になるのが、臓腑弁証・中薬学・方剤学だと思います。これ、全部覚えなきゃならないの?ってなりますよね。

臓腑弁証の難しい証の名前が覚えられない

難しそうな漢字の羅列への拒否感がまずありますよね。最初の頃はどうやっても覚えられそうにない気がします。でも大丈夫です。選択式だから正確に書けなくてもとにかく意味をちゃんと理解していれば正解できます。

そして下の方に載っているものよりも上の方に載っている基本的なもの、代表的なもの、身近な症例のものが出ます。肝なら「肝気鬱血」「肝陽上亢」脾なら「脾胃湿熱」などです。書けなくても、これは何が原因でどんな症状でどんな治法を使うのかが語群から選べればいいんです。使用する方剤名までは出ないようです。

たとえば臓腑弁証でよく出るものに「腎陽虚」があります。「腎陽虚」は腎陽不足で冷えが特徴だとわかっていたら、その治法は温補腎陽だと語群から見つけられますね。「腎気不固」や「腎不納気」が出る確率は非常に低いです。仮に出たとしても持っている知識で正解が導けるような問題の作りになっています。

中薬学の分類名、中薬名が覚えられない

中薬学についての問題は薬性理論が中心です。特に四気五味や昇降浮沈の作用が出ます。中薬の名前をたくさん覚える以前に大切なことである基礎理論を重視してるんですね。

分類ごとの中薬名は後の薬膳学のところで問題に出てきます。治法を決めて施膳をする際に使用する食材として出てきます。たとえば補血作用のある食材はレバー、ほうれん草、人参、プルーンなどですが、それに加えて当帰、阿膠、何首烏も同様に食材として一緒に覚えます。でも語群から選ぶ際にレバーやほうれん草とセットになっていればわかりますよね。

中薬の名前と働きは薬膳学の食材とセットで覚えるのがコツです。

方剤学のたくさんの方剤名が覚えられない

結論から言うと、方剤学は少ししか出ません。方剤名は分類ごとに代表的なものがわかっていればすべてを暗記しなくても大丈夫です。もちろん選択式ですから難しい漢字は書けなくて大丈夫。ここでも理解していることが大事です。

たとえば出やすいところで解表剤を例にとってみます。解表剤の目的と働きがわかっていて、二つの種類があること、辛温解表剤は桂枝湯や麻黄湯など、辛涼解表剤は桑菊飲や銀翹散などがあること、ここまでは言えるようになってください。

実際に出題されるのは基本的なものです。上の解表剤の例もそうですね。補益剤の中の補血剤といえば四物湯や当帰補血湯、補気剤といえば四君子湯や補中益気湯、補陰剤なら六味地黄丸、温裏剤なら理中丸、袪湿剤なら平胃散、袪痰剤なら二陳湯、袪暑剤なら清暑益気湯、、、このように代表方剤を押さえておきます。

少ししか出題されないと言うことは難易度の高い問題まで至らないと言うことです。和解剤や表裏双解剤、開竅剤などまで出題の枠は回らないですし、そこまで求められていません。私が受験した時も簡単なものしか出ませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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