薬膳の勉強法

知らぬ間に身についていた最強の薬膳学習法

本格的な薬膳の勉強を始めてから、しようと思ってした勉強ではないのに「結果的にすごい勉強になっていた!」「これは身について忘れない!」というようなことがいくつもありました。ここでは日常のそんないくつかを紹介します。

まさかの四柱推命や運命学が大いに役立つ

突然ですが私は25年ほど東洋運命学の鑑定をしています。過去に探究心から名のある方の門下に入り勉強したのがきっかけです。本業にしたことはなくいっさい宣伝をせずに紹介だけでやってきました。

自分なりの研究や検証を重ねて独自の鑑定をしていますが、すべて東洋運命学をもとにしています。それらは古代中国哲学の基本思想が大元なので、陰陽論や五行論などすべてが中医学に通じていました。

昔学んだ易経や四柱推命学などの運命学が、後に薬膳を学ぶことになって中医学の理解に大いに役に立ちました。人間は自然の中の一部であるという同じ原理に基づいて派生したものだからです。

体においての陰陽と五行の関わりをみるのが医学なら、時間や環境における陰陽と五行の関わりをみるのが運命学なのだと思いました。

薬膳を学ぶ方で興味のある方がいれば、土台を同じくする四柱推命学などを学んでみるのも楽しく意義があると思います。

自分や家族の体調が悪くなったときに市販の漢方薬を使う

これは中医学や薬膳を勉強している人のあるあるで多いと思います。病院にかかるほどではない症状や、すぐに病院に行けない場合など、何か自分でできることを考えますよね。

勉強が進んでいくと、知識がついたがために選択肢が増えて迷うようになります。その迷いが勉強になるんですね。何も知らなかった頃は風邪のひきはじめはオール葛根湯だったのに、知識がつくと頭の中にさまざまな情報が飛び交うようになります。

麻黄湯ってどうなの?熱が上がりきったら銀翹散?桂枝湯はどんな場合?よくわかっていない頃はちょっとしたパニックです。時間もないですからすごい勢いで調べて考えることになるんですね。ネットと本の総動員です。

本来中医薬(ここでは漢方薬としておきます)は有資格者のみが処方するものです。市販されて誰でも買えるものは、万が一体質や症状に合わない服用をした際にも安全性のある用量になっています。

つまりあまり効果はゆるやかで強くありません。それでも自分はともかくとして家族に服用させるときは本当に慎重になります。

口内炎が痛い、扁桃腺が腫れてきた、ものもらいができた、胃もたれがする、下痢になった、足が攣る、咳が止まらない、、家族や自分に何かあるたび一生懸命調べたり薬剤師さんに相談したりするうちに、相当な知識が身についていきます。飲み合わせの知識などもついてきます。

夜間に起きたときや薬がすぐに手に入らないときは、今手に入る食べ物や飲みもので薬膳的に対応することになります。そんなことを日々繰り返していたらがんばって覚えなくても忘れることなんてないんですね。

もちろん普段の食事作りでも薬膳を取り入れて身についていきますが、体調を崩したときは変化が大きいのでインパクトが強いです。効果がおもしろいほど目に見えて納得もできます。

脈や舌を診たり、手足を触ったり、他の症状を確かめたり、状態をみる経験値も増えていきます。具合が悪くなくても普段から家族の体質について考えるようになり自然に弁証論治をするようになります。

病院で出された漢方薬について、ついつい考えてしまう

最近は統合医療の考え方が進んだため、漢方の処方薬を従来の西洋薬と組み合わせて出してくれる病院が増えました。私は自分や家族に出された漢方薬について毎回ついつい考えていました。

それらの病院は漢方外来ではないので、西洋医のお医者さんが補助的に学んだ知識で、マニュアル的に処方を選んでいるんだろうなあと推測していました。

間違っていることはなくても、”この症状の患者さんにはこれ”というふうに簡易に出されているかもと思い、本当に適している薬なのかを自分なりに考えたり調べたりしました。

漢方薬は「証」(体質や状態)に対して出されるもので「症状」に対して出すものじゃないという考えが、ついつい大嫌いな粉薬を必死に飲む価値が本当にあるのかと勘ぐらせたんですね。

実際にはどうだったかというと、中医学的なその人の「証」を正確に取らなくても問題なく広くカバーできる漢方薬が出されていたという印象です。当然ですね。「証」がピッタリ合う人は大きく効果を感じられると思います。我が家では、効果を感じることもあったし感じないこともありました。

もしも「証」をきちんと取ればこの処方薬がいいと思うのに、と思うこともありましたが、そもそも病院はあくまでも補助的なものとしてその薬を処方しているので、そこまでの効果を漢方薬に背負わせてはいません。

最初の頃は自分や家族に出された処方をみることはとても興味深いです。単なる??から考察や検証をすることで知識が増えていきます。難しい名前でもそんなふうに調べた薬のことは忘れなくなります。

念願の中医師の処方を受ける

私は以前から体に不調があって生活に支障をきたしていたので、常々中医師の先生に診てもらいたいと思っていました。でも漢方薬局に足を踏み入れたことがなくて最初は行きづらかったです。

漢方処方は保険がきかないので、費用のことを考えるとつい自分の体は後回しになりがちです。それでもどうしようもなくなると何度か駆け込みました。おかげ様でその度に窮地を救われてきました。

その際に処方された薬は本当に勉強になりました。自分の体に処方された薬。これほどの学習材料は他にないと思います。自分の体の状態は自分が一番わかっているのですから。

なんと言っても驚いたのは、処方される薬が自分が思っていたものとたいてい違っていたことです。学び始めの頃でわかってはいることですが、そんなにも自分の知識は浅いのかと衝撃でした。

処方された薬を見れば、先生がその不調が起きるメカニズムをどう捉え、どう改善しようとしているかがわかります。そのときの自分には思いつかない切り口やアプローチに感激すら覚えることもありました。

そして服用して起きる変化を体感することがまた大きな学びの材料です。あるとき処方薬を飲み始めてすぐに「あれ?胸の辺りの感覚が今までとぜんぜん違う。なにこれ?すごく快適!」と強く感じたことがありました。

なくなったことで、初めてその症状が自分にあったことがわかったんですね。慢性化して何年もその状態が当たり前だったので、それが不調な症状だとは認識していなかったんです。問診でも伝えていませんでした。不調の原因を正せば体はどんどんあるべき状態に戻っていくのだと実感しました。

私はいつもある程度自分自身で弁証論治をしてみます。アプローチの方法は何通りもあったりしますから、先生と違っていても間違いとは言い切れません。伝えた情報が少ないことで結果が違うこともあると思います。

それでも、その先生がこれが1番の近道だと判断したものを知ることはこれ以上ない学びですよね。経過を経て変える処方や、先生によっって変わるアプローチを経験するのも勉強になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました